化粧品のパッケージを裏返すと、見慣れないカタカナの成分名がずらりと並んでいる。レチノールやナイアシンアミドのような名前を見つけても、それがどのくらいの強さで入っているのかは、表示を眺めるだけでは判断しにくい。表示のルールを知っておくと、選ぶときの目線が少し変わってくる。
表示の並びで分かること
- 全成分表示は基本的に配合量の多い順に並ぶが、これは水や基剤にも同じルールがあてはまる並び方だという点は覚えておきたい。
- 配合量がおおむね1%以下になると順番の入れ替えが許容されるため、後ろの方にあるからといって量が少ないと決めつけられない。
- レチノールやナイアシンアミドのような機能性成分も、名前が前にあるか後ろにあるかだけで効果の強さを比べるのは難しい。
- パッケージの「配合」という表記は成分が入っていることを示すだけで、どのくらいの濃度かまでは保証していない言葉になる。
- 由来や精製度は成分名だけでは分からないため、同じ名前の成分でも商品によって肌への感じ方が変わることがある。
濃度は表示だけでは分からない
配合順はあくまで並び方の目安であり、濃度そのものを教えてくれるわけではない。気になる成分に出会ったときは、表示の順番だけで良し悪しを決めず、少量から試して肌の様子を見ながら距離を縮めていくという考え方もある。
まとめ
成分表示は多くの情報を教えてくれる一方で、濃度や効果の強さまでは語ってくれない。仕組みを知ったうえで、気になる成分とはゆっくり付き合っていくくらいがちょうどいいのかもしれない。