化粧品売り場でパッケージを見比べていると、「レチノール0.3%」「ナイアシンアミド10%」のように濃度が大きく書かれた商品が目につくことがある。数字が大きい方が効果的に感じて、つい高い方を選びたくなるが、成分の効き方は数字だけでは語れない面もある。
濃度表示を見るときに確認したいこと
- 濃度が高いほど肌への刺激も強くなりやすく、肌の状態や季節によっては合わないこともある
- 同じ「◯%配合」という表示でも、他の保湿成分や処方全体の設計次第で肌当たりは変わってくる
- パッケージの数字は宣伝文句として強調されやすく、処方のバランスとは別の話であることも多い
- 低い濃度から少しずつ慣らすステップアップ設計の製品もあり、数字の大小だけで良し悪しは決まらない
- 濃度表示がない製品でも、使用感や続けやすさを理由に長く選ばれているものは珍しくない
数字より肌の反応を優先するという考え方
濃度の数字はわかりやすい目安ではあるものの、肌の反応には個人差があり、同じ濃度でも心地よく使える人と刺激を感じる人がいる。パッチテストを挟みながら、数字よりも自分の肌がどう感じるかを基準にする、という考え方もある。
まとめ
成分の濃度は選ぶときの手がかりのひとつではあるが、それがすべてではない。パッケージの数字にとらわれすぎず、処方全体や自分の肌との相性を含めて見ていくと、選択の幅が広がりやすい。